多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の鍼灸治療

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は鍼灸治療が
もっとも奏功しやすい病態のひとつではないかと思います。

そもそも、
「PCOSと診断された女性の平均の卵巣容積や前胞状卵胞(成熟前の卵胞)数は、対照群の健康な女性よりも多く、さらに、PCOSの女性では、卵巣の機能の高さの目安となるホルモンである、抗ミューラー管ホルモン(AMH)の血中濃度が高く、反対に、卵巣刺激ホルモン(FSH)の血中濃度が低いことから、高い卵巣予備能を有する。」

とのことですから、例えば老化により卵巣力が落ちていくのに対し、
PCOSは卵巣力はあるのにうまく働くことができない状態と言えます。
それをうまく働くようにしてやれば、自然に良い卵が育ってくれるというわけです。
また、月経不順が改善されたり、テストステロンが低下したり、
1周期中に排卵期まで育つ卵胞の数も1~2個になるなどの変化が見られます。

よく東洋医学の世界では、多嚢胞性卵巣(PCO)というのは
卵巣に痰湿や瘀血といった邪(じゃ)がこびりついた状態といいます。
痰湿や瘀血がこびりつくとは、イメージで言えば、
血管にコレステロールが溜まったり、血栓が張り付いているような感じでしょうか。

実際の治療では、卵巣穴群(卵巣に対する作用の強いツボがいくつもあります)の中から
その人にあったツボを選び出して鍼灸を施していくのですが、
その他の不妊治療に比べて、灸よりも鍼の重要度が高い疾患です。


[参考 妊娠しやすいカラダづくり]
・鍼灸でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の症状が緩和される可能性
・PCOSの肥満女性は運動や食事改善で妊孕性が高まる
・PCOSの最新の治療方針
・PCOSと診断された女性はどのくらい妊娠、出産に至るのか
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by acure0038 | 2010-02-24 15:59 | 妊娠しやすい体作り
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