ビタミンB12とタンパク質

yahooニュースを見ていたら、「葉酸・ビタミンB12投与、アルツハイマー改善」という記事がありました。アルツハイマー病軽症期の患者に葉酸とビタミンB12を摂取し続けてもらうと改善が見られたというもの。

今日はビタミンB12と、それに関連してタンパク質のお話をしたいと思います。


ビタミンB12というのは動物性食品に多く含まれています(つまり)。

ですから菜食主義はビタミンB12欠乏症の原因になります。菜食主義者の母親に母乳で育てられている乳児は、ビタミンB12欠乏症になるリスクが高くなります。マクロビをやられている方は気をつけてください。特に妊婦さんではお産の時の出血量も多量になってしまう傾向があります。

ビタミンB12欠乏のもうひとつの原因に吸収障害があります。

胃切除をした方や慢性萎縮性胃炎の方などです。慢性萎縮性胃炎は胃の老化(高齢者)ピロリ菌の感染によって起こります。



では、ビタミンB12が欠乏するとどうなるか。貧血神経障害を引き起こします。

貧血になると、肌が青白くなり、脱力感が生じ、疲れやすくなります。重度の貧血では、息切れ、めまい、心拍数の増加が生じます。

神経障害では腕より脚に早い段階で影響が出ます。手足にピリピリした感覚が生じ、脚、足、手の感覚が失われます。生理的なふるえが生じ、位置感覚も失われます。軽度から中等度の筋力低下が起こり、反射が失われます。歩行が困難になります。意識障害、過敏、軽いうつがみられる場合もあります。ビタミンB12欠乏症が進行すると、意識の混濁や妄想症が生じ、痴呆などの精神機能障害がみられます。



肉食が少ないことが原因でビタミンB12が不足している場合には、当然タンパク質不足も懸念されます。

ちょうど先週、ためしてガッテンのテーマは「低栄養(タンパク質不足)」でした。

タンパク質不足で恐いのは、貧血・出血・骨折です。

戦後の日本の食卓が紹介されました。ごはん、みそ汁、漬け物、煮物、魚などの純日本食では十分なタンパク質は摂れないそうで、当時は結核、肺炎、脳出血で亡くなる方が多かったそうです。
そこで、肉や卵を油で調理するような「フライパン運動」やキッチンカーを使った洋食の紹介が進められました。
伝統的な日本食に肉や卵など少々の洋食が加わって、その結果、結核・肺炎・脳出血による死亡者は激減、世界一の長寿国になったそうです。


このように少々のお肉は大事な栄養源です。極端な食事健康法は、一度考え直してほしいと思います。
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by acure0038 | 2010-05-04 13:43 | その他
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