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妊娠期の栄養状態は孫世代まで大きく影響する

何となくわかっていたけど、こうして明らかにされちゃうと・・・・(;´Д`)
自分のためにも、子供のためにも、孫のためにも気をつけなきゃいけませんね。


2007年5月17日 読売新聞
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 妊娠中の母体に穏やかな栄養制限をしただけで、孫の世代まで高血圧などの「生活習慣病」になりやすくなることを、近畿大の村上哲男教授(栄養学)らがラットを使った実験で明らかにした。

 17日から京都市で行われる日本栄養・食糧学会で発表する。

 村上教授らは脳卒中を発症しやすくしたラットを使って実験。まず妊娠中の「祖母」世代のラットに対して、与えるたんぱく質を必要量より3%少なくして飼育。生まれた「母」世代のラットは、十分な栄養で育てた。

 この母親から生まれた「孫」のラット13匹には、生活習慣病になりやすくするよう生後10週から飼育用の水を1%濃度の食塩水にして様子を見た。体重など外見的な影響はほとんどなかったが、食塩水を与え始めてから血圧は非常に高くなり、平均43日ですべて死んだ。祖母世代から十分な栄養を与えた孫10匹の生存日数は平均60日だった。

 人にも同様に影響が出ると考えられ、村上教授は「妊娠期の栄養状態は、子を超えて孫世代まで大きく影響することがわかった。生活習慣病予防は、日常生活だけでなく一つ世代の前から、すでに始めなければならない」としている。
by acure0038 | 2007-06-22 19:16 | 妊娠・出産
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