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受精卵:着床前、自分を栄養に 生き延び戦略解明

受精卵:着床前、自分を栄養に 生き延び戦略解明 東京医歯大、マウスで発見


 マウスの受精卵が着床するまでの数日間、自分自身のたんぱく質を分解して栄養にしていることを、東京医科歯科大のチームが発見した。魚や鳥と違い、ほとんど養分を持たない哺乳(ほにゅう)類の卵子の生き延び戦略を解明した成果で、体外受精の成功率向上などにつながる可能性もある。3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。

 ヒトをはじめ動植物の細胞には、飢餓時の栄養分の自給自足や細胞内の浄化のため、自分自身のたんぱく質を分解する「オートファジー」(自食作用)と呼ばれるリサイクル機能がある。出生直後や絶食時などに、全身の細胞で活発化することが知られていた。

 水島昇・東京医科歯科大教授(分子細胞生物学)らは、生きた細胞でオートファジーの様子を観察する新手法を開発。マウスの受精卵を凍結保存しようとした際、偶然、受精直後の卵子でもオートファジーが活発化することを見つけた。

 オートファジーが働かない受精卵は、たんぱく質の合成量が通常の7割程度に落ち、生育できずに着床前に死んだ。哺乳類の卵子には栄養分がなく、このリサイクル機能がなければ必要な器官を作る材料がなくなるためと考えられるという。

 水島教授は「今後、卵細胞内のたんぱく質の代謝機構が不妊に関係しているのかどうかを解明したい。体外受精卵の培養方法の改善などにつながる可能性もある」と話している。【西川拓】

毎日新聞 2008年7月4日 東京朝刊
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by acure0038 | 2008-07-09 19:29 | 妊娠しやすい体作り

プロラクチンと不妊症

プロラクチンというのは乳腺を刺激して乳汁を分泌させるように働くホルモンです。通常は妊娠や出産後高くなりますが、このホルモンの分泌が妊娠していないのに大量に分泌されてしまうようになったものを高プロラクチン血症といいます。

血中プロラクチンレベルは15ng/ml以下が正常とされています。しかし高プロラクチン血症と診断される人はかなりの高値を示し、多いときには100ng/ml以上になる人もいます。

プロラクチンは乳汁分泌を促進するだけでなく、卵巣の機能にブレーキをかけてしまい、卵胞ホルモン、黄体ホルモンのいずれも分泌を妨げてしまい、卵胞が育たず排卵障害が発生したり、高温期の体温が安定しない、甚だしい時には生理が来なくなったり、妊娠出産しないのに乳汁が出たりします。生理周期は正常でも基礎体温の低温期から高温期への移行期間が長すぎる場合や基礎体温の波動が大きい場合は、高プロラクチン血症あるいは潜在性高プロラクチン血症が疑われます。

甲状腺機能低下症も高プロラクチン血症の原因となります。甲状腺の機能が低下し、甲状腺ホルモンが少ないと甲状腺ホルモンをたくさん出そうとして脳が甲状腺に向かって命令を出します。この命令をするホルモンがTRHという視床下部から出るホルモンです。このTRHというホルモンが甲状腺以外にプロラクチンの分泌も刺激してしまうので、プロラクチンが高くなります。

検査ではプロラクチン値は正常なのに、夜だけプロラクチンが上昇したり、ストレスなどがかかったときにだけプロラクチンが高くなる人もいます。これを潜在性高プロラクチン血症といい、隠れた不妊原因の1つとしてあげられます。


さて、今回注意したいのは、基礎体温の波動が大きくジグザグな人、潜在性高プロラクチン血症かもしれない人。血液検査では異常値は出ないので、薬も処方されませんし、なんの対処もありません。潜在性高プロラクチン血症を調べるには新たにTRH負荷試験を行わなければなりません。
もし潜在性高プロラクチン血症だった場合、これを解決しなければなかなか妊娠には至りません。そうかもしれないと思った人は 「炒り麦芽」 などを飲んでみるのもいいでしょう。それで波動が小さくなれば良し。
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by acure0038 | 2008-07-05 16:38 | 妊娠しやすい体作り