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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の鍼灸治療

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は鍼灸治療が
もっとも奏功しやすい病態のひとつではないかと思います。

そもそも、
「PCOSと診断された女性の平均の卵巣容積や前胞状卵胞(成熟前の卵胞)数は、対照群の健康な女性よりも多く、さらに、PCOSの女性では、卵巣の機能の高さの目安となるホルモンである、抗ミューラー管ホルモン(AMH)の血中濃度が高く、反対に、卵巣刺激ホルモン(FSH)の血中濃度が低いことから、高い卵巣予備能を有する。」

とのことですから、例えば老化により卵巣力が落ちていくのに対し、
PCOSは卵巣力はあるのにうまく働くことができない状態と言えます。
それをうまく働くようにしてやれば、自然に良い卵が育ってくれるというわけです。
また、月経不順が改善されたり、テストステロンが低下したり、
1周期中に排卵期まで育つ卵胞の数も1~2個になるなどの変化が見られます。

よく東洋医学の世界では、多嚢胞性卵巣(PCO)というのは
卵巣に痰湿や瘀血といった邪(じゃ)がこびりついた状態といいます。
痰湿や瘀血がこびりつくとは、イメージで言えば、
血管にコレステロールが溜まったり、血栓が張り付いているような感じでしょうか。

実際の治療では、卵巣穴群(卵巣に対する作用の強いツボがいくつもあります)の中から
その人にあったツボを選び出して鍼灸を施していくのですが、
その他の不妊治療に比べて、灸よりも鍼の重要度が高い疾患です。


[参考 妊娠しやすいカラダづくり]
・鍼灸でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の症状が緩和される可能性
・PCOSの肥満女性は運動や食事改善で妊孕性が高まる
・PCOSの最新の治療方針
・PCOSと診断された女性はどのくらい妊娠、出産に至るのか
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by acure0038 | 2010-02-24 15:59 | 妊娠しやすい体作り

駐車場15分無料サービス券進呈

レイクランド大宮駐車場さんから15分無料サービス券をいただいちゃいました。
お車でお越しの方には差し上げますのでお気軽にお申し出ください。

当院の斜め向かいにある駐車場です。
別の駐車場の入り口が隣にあるので、間違えないようにしてください。
黄色い看板の方です。青い看板の方ではありません。

さて、明日はプチセミナーを行いますので、これから最後の資料作りがんばります!
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by acure0038 | 2010-02-20 17:24 | その他

胚盤胞移植のメリットって?

昨日は胚盤胞移植の妊娠率が高くなる数字のカラクリを説明しました。
そのつづきとして、「胚盤胞移植のメリットとは?」をお話しします。

子宮内膜の着床環境うんぬん、胚盤胞は着床寸前の状態だから、とかとか。いろいろ言われますが、最大のメリットは受精卵の選定にあると思います。

胚盤胞まで育つ確率は30~40%程と言われていますから、仮に誘発かけて5個採卵したとしても、胚盤胞にたどり着くのは1~2個。生命力のある受精卵が生き残ったということです。
それが分割初期の頃には、どれが生命力のある卵なのか見分けがつきません。
移植する受精卵の数の規制もありますから、移植するならなるべくいい卵を!ということで、生命力のある卵を選定できるというところが、胚盤胞移植の最大のメリットだと思います。
(別に胚盤胞移植を推奨してるわけではないですよ。初期胚移植に対して問題のない方は、やはり初期胚移植の方がいいと思います。個人的な意見として。)

でも5個も取れれば、1つは初期胚移植で、残りは凍結できたら凍結しましょう…
という展開もあるわけです。

もし採卵した卵が1個だったら?
悩みますよね。たまに、「どうするかお任せします。」なんてドクターから言われたりします。
どんなに説明してもらったって、自分で決めるのは難しいです^^;



ちなみに胚盤胞まで育てて凍結するのは、どんなメリットがあるのでしょうか?
凍結・融解は卵にとって負担です。施設間の凍結技術の差もあるといいます。
では、なぜわざわざリスクを背負って凍結するのでしょうか?

ひとつは、排卵誘発剤を使って卵胞の数が多くなると、それに伴いエストロゲンが高くなって移植に適さないということが言えます。

もうひとつは、hMGやスプレキュア、hCGなどの使用によって子宮内膜がかなりのダメージを受けているため、一度体を休ませて内膜の環境を調えてから移植したほうがいいということです。


移植のタイミングにしろ、凍結の問題にしろ、誘発の方法にしろ、どの選択肢をとってみても、メリット・デメリットがあり、どの方法がその人にとって最適かということを考えながら個別にプログラムを組んでいくんですね。
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by acure0038 | 2010-02-12 13:33 | 妊娠しやすい体作り

胚盤胞移植は本当に妊娠率が高いのか?

現在、体外受精全体での妊娠率はざっくり25~30%ほどだと言われています。
その中で、胚盤胞移植による妊娠率は40~50%と、大きな差があります。
数字だけ見れば、「じゃあ、みんな胚盤胞移植にすればいいじゃない?」と思われるかも知れませんが、これにはカラクリがあります。

例えば100人から採卵したとします。例えばの話ですよ。
そのうち胚盤胞移植が行なえた人が60人。その60人のうち、40~50%の人が妊娠するわけですから、24~30人が妊娠に至ることができました。
100人のうち24~30人ですから、全体から見れば妊娠率24~30%。現実的な数字です。

実際は、卵の状態やホルモン値、内膜の状況などによって、妊娠率は全然違うものになりますし、どのタイミングで移植するのがいいかという問題も難しいところです。

先ほどの例でいくと、40%の人が移植キャンセルになっているわけです。
これが仮に採卵後2日目、4分割胚移植を全員に行なったとすれば、移植キャンセルは10%ほどに減ります。90人が移植できたことになります。
しかし、余計なお金はかけたくないし、移植は胚盤胞を確保してからのほうがいいのでは?と思うかも知れませんが、必ずしもそうとは言えません。
培養技術が発達したとはいえ、培養液の中にいるよりお腹の中に戻してあげたほうが生き延びる可能性が高くなるという説もあります。
実際、問題点の少ない方などは初期胚での移植をされている方が多いと思います。

では、胚盤胞移植のメリットとは何なんでしょうか?
(つづきは明日♪)
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by acure0038 | 2010-02-11 14:30 | 妊娠しやすい体作り

低体温

今週のためしてガッテンのテーマは、「低体温」でした。
冷え性(手足の冷え)と低体温の違いについて、一般向けにわかりやすく、よくできた番組だったと思います。
上から目線ではありません(笑)いつもよくできてますよね、この番組。


(番組内容)
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冷え性と低体温のメカニズムは全くの別物。

手足の冷えは、末梢血管を収縮させて、暖かい血液を中に閉じこめて熱が逃げないようにする、つまり、熱を逃がさないための大事な仕組みだったのです。
冷え性の人は手足の血管をいち早く閉じて、深部温を守ろうとする働きが強い人とも言えます。

逆に手足はぽかぽか。なのに低体温という人。
末梢血管の収縮が起こらないために、どんどん体温を逃がしちゃってるんです(放熱)。

では、それぞれの対策は?

>>ためしてガッテン 「室内で凍死!?低体温が中高年を襲う」

>>番組内容をすべてみる(PDF)
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さて、今週はもう一つチェックしている番組があります。

2/7(日)21:00~「エチカの鏡」
現代の出産事情を徹底紹介。自然分娩にこだわり古民家で共同生活を送りながら感動の出産を迎える母たちの姿もお送りする。

よかったらご覧になってください。
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by acure0038 | 2010-02-05 15:42 | 冷え性