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ED:子作りストレスで セックスに義務感

 ストレス、加齢、生活習慣病……。さまざまな要因が絡み合い、勃起不全(ED)になる男性は少なくない。中でも、子作りプレッシャーから、30代の男性で症状を訴える人が増えている。恋愛やセックスに淡泊な「草食男子」という流行語ではくくれない深刻なケースもあるようだ。【小川節子】

 ◇「失敗できない」プレッシャー
 30代半ばの会社員の男性が話す。「セックスが子作りのための義務感になり重荷に感じることがあります」

 5歳年下の妻とは1年前に結婚した。直後から妻は「子どもが欲しい」と言い、基礎体温をつけ始めた。排卵日が近づくと「○日だよ」と言われる。

 子どもは欲しい。最初はさほど抵抗感がなかった。ただ、仕事が忙しい。「結婚して落ち着いたら妻は家族のような存在になったためだろうか、性欲そのものが減ってきた」。排卵日以外にはセックスしたことはなく、男性は心情を吐露する。

 「失敗すれば妻を傷つけてしまう。その思いがプレッシャーになり、できなかったことも何回かある」
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 昭和大学藤が丘病院(横浜市)の泌尿器科医長の佐々木春明さんによると、30代の若い世代の来院が増えているという。ED治療薬が出た99年から09年までの10年間で517人に薬を処方した。その年齢構成をみると、「35~39歳」が66人と一番多い。次いで「65~69歳」「55~59歳」が59人で並ぶ。10~30代の若い世代と、65歳以上の高齢者がそれぞれ約23%とほぼ同じだ。

 佐々木医師は分析する。「セックスを夫婦のコミュニケーションのひとつとして考える高齢者に対し草食系と言われる若い世代は妊娠のための義務ととらえがちかもしれない」

 治療に訪れる30代の男性にEDの原因を聞くと、妻からの子作りプレッシャーが最近の傾向だ。

 まず、晩婚化で高齢出産のリスクを避けるため、結婚後すぐに子どもが欲しい夫婦が増えてきた。子作りを急ぐあまり排卵日に合わせて、というのが精神的なプレッシャーになるようだ。まじめでおとなしいタイプの男性が多く、性風俗などにも興味がなく、ネット、ビデオでのマスターベーションで満足している。「セックスは子作りのためだけという、ゆがんだ関係が多くなってきた」と佐々木医師は指摘する。

 「妊娠、出産してしまえばセックスレスになり、2人目が欲しくなる40代前半に再び治療にくる男性が多い」

 ◇脳神経系疾患、生活習慣病なども原因に
 EDとは、性交時に十分な勃起やその維持ができず、満足な性交ができない状態をいう。小林製薬が20~70代の既婚男性4461人にネット調査したところ、半数以上が「時々」「たまに」も含め勃起しないことがあったと答えている(07年調査=グラフ)。その割合は年齢と比例するが、20~30代の若い世代でも4割近くに症状がある。

 EDは「性的刺激が脳にうまく伝わらない」「陰茎に血液が十分に流れ込まない」ことで引き起こされる。脳出血、脳腫瘍(しゅよう)などの脳神経系の疾患が主な原因だったり、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病との関係も深い。

 こうした器質性のものに加え、ストレス、不安感などの心因性、これらが混在する混合性の3種類がある。

 さまざまな要因が絡み合ってEDになる可能性があり、症状が出たら泌尿器科を受診し、投薬などで治療する。

 ■EDの典型症例(佐々木医師による)

 ◇Aさん(38歳)会社員
 結婚1年目で、結婚前に性交経験はない。性交は妻の排卵日の前後3日間で、緊張、プレッシャーのため勃起するものの消退し、結婚後一度も成功していなかった。マスターベーションでは問題はない。治療薬を処方されて成功し、3カ月後に妊娠が判明した。

 ◇Bさん(36歳)会社員
 結婚3年目。「性欲低下」「硬度が持続しない」が主訴だったが、不妊治療が目的だった。結婚後、排卵日のみのセックスで、勃起し挿入できるが持続しなかった。2、3回の薬の服用で妊娠し、後に「妻の排卵日が近づいてくるとプレッシャーを感じた」と話した。


毎日新聞 2010年7月13日 東京朝刊
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by acure0038 | 2010-07-16 15:28 | 妊娠しやすい体作り

ウォーキングの大事

当院では、不妊治療をされている方々には「毎日30分(~1時間)歩きましょう!」というお話をさせていただいておりますが、改めて「歩くのって大事だな!」と思わせる出来事があったのでご紹介します。

一人目は、Yクリニックで体外受精をされている方。
卵巣機能の低下があり、卵巣自体の萎縮も見られると。
初めての採卵で、「形がいびつすぎて使えない。次周期もう一回採卵してみてダメなら、これ以上は無理だ」と宣告されました。

採卵してダメならまた次周期チャレンジ!というのならまだしも、治療自体打ち切りというのは酷な宣告です。
ご本人もせっぱ詰まった状態ですので、毎朝早起きしてウォーキングをするようにしてくれました。
すると、まずD3のFSHは22から11に下がっていました。
そして、2度目の採卵では形のいいまん丸の成熟卵が採れ、受精、分割が進み、胚盤胞まで育てば移植しましょうという展開まで発展しました。
ご本人も私も、まさかそこまで順調にいくとは思っておらず、今回はまず「また次がチャレンジできる」程度の卵が採れればいいなぐらいに思っていましたので、本当に驚きでした。
結局は、胚盤胞直前で分割が止まってしまいましたので、今回は移植までは至りませんでしたが。

週1回の治療と、自宅施灸、亜鉛のサプリメント摂取などしておりましたが、なによりもウォーキングがもっとも影響していたのではないかと思います。



お二人目もYクリニックで体外受精をされている方。
病院での治療がちょうど2ヶ月ほどお休みになるということで来院されました。

これまで自然周期ですと卵が育ちにくいこともあって排卵時期はD20以降。生理周期も35~40日周期でした。
それが治療を始めて(なおかつウォーキングもするようにして)、D14辺りに排卵、周期も29日間、おまけに高温期がいつも10日間ぐらいだったのが14~15日間という周期がちょうど2ヶ月続きました。
万全の状態で、さあいよいよ採卵!
ところがいざ本番の採卵周期に入ったら、なかなか卵が育ちません。結果は空胞。
今また次の採卵周期に入っていますが、やはりなかなか卵が育ちません。
ストレスが何かあったかな?と思って体を診てみてもそのような反応はあまりなく、聞いてみると、実は採卵周期に入ってから歩かなくなったと。
確かに梅雨に入り、天気は悪いし暑いしで外を歩きにくい季節です。
ウォーキングがそこまで影響していたのか!と思わせる出来事でした。



お天気が悪く外を歩けないときは、お部屋で「もも上げ足踏み」でもいいと思います。
とにかく、まじめにウォーキングを続けるとこれだけ効果絶大なのです!!
是非ともみなさんにも毎日続けてほしいと思います。

ちなみに自転車も有酸素運動になりますが、不自然な骨盤の傾きをさせてしまうのと、アンバランスな筋肉の使い方をしますので、できればウォーキングの方がいいと思います。
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by acure0038 | 2010-07-09 18:09 | 妊娠しやすい体作り