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FSHに反応して発育するのは胞状卵胞になってから

卵胞がFSHの影響を受け始めるのは、「排卵に至る前のおよそ2ヶ月前から」ということをご存じでしょうか?
卵胞の発育について、以下引用させていただきました。

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原始卵胞から前胞状卵胞までは3ヶ月以上かけてゆっくりと到達します。前胞状卵胞から初期胞状卵胞までは約25日かかります。初期胞状卵胞まではFSHに関係なく発育していきます。

直径が2-5mmになるとFSHに反応して発育するようになり、selectable follicle (”選択される可能性”を持った卵胞)と呼ばれます。

24-33歳の婦人では前の周期の黄体期には3-11個のselectable follicleがあります。排卵に向かう卵胞はこれらの卵胞の中にあります。このサイズになると月経開始から約2週間で排卵になりますが、排卵に至らなかった卵胞は閉鎖卵胞となり消えてなくなってしまいます。

selectable follicleのうち、どの卵胞が排卵し、どの卵胞が閉鎖に向かうのかはまだはっきり解明されていません。selectable follicleの数は年齢が増すに伴い減少していきます。この段階にはいると卵胞の中の顆粒膜細胞はFSHの刺激により盛んに増殖し、卵胞液も急増します。ほんの2週間で卵胞のサイズも数mmから2cmにまで急激に大きくなります。この間に顆粒膜細胞は盛んにエストロゲンを作りだします。

また、一説には一回の排卵で消失する卵子の数は20歳台で約1000個、30歳台で約500個、35歳台で100個、40歳台で約10個と言われています。大変多くの数の卵子が毎月消失していくわけです。
排卵にいたる卵子がその中で最も質の高いものかどうかは分りませんが、少なくとも相対的に良質な卵子が選ばれて排卵するのではないでしょうか? (大泉newspaper)
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by acure0038 | 2010-12-18 16:46 | 妊娠しやすい体作り

ウテメリンの功罪 -逆子治療において-

妊娠28週以降、胎児の頭が上、足が下にあると逆子(骨盤位)と判断されます。
あるいは横向き(横位)でも逆子(骨盤位)と扱いは同じです。

当院での治療において、ある条件下にある逆子ちゃんは限りなく100%に近い矯正率を達成しています。しかし、どうしても治せない場合、治しにくい場合があります。

どうしても治せないもののひとつは、物理的要因がある場合(臍帯が巻き付いているなど)。どうしようもありません。

もうひとつはウテメリンなどの張り止めの薬を処方されている場合。
逆子治療において最重要要素のひとつに、「お腹の張りとゆるみが適度にあること」が挙げられます。
ですが、張り止めの薬を処方されてしまうと、お腹はゆるみっぱなしとなり、赤ちゃんはなかなか回ることができません。
切迫早産であれば仕方ありませんが、「逆子を治すため」に処方される場合もあります。
お腹がゆるんでいた方が赤ちゃんが回りやすいだろうという医師の判断ですが、
当院のデータでは、お腹をゆるみっぱなしにされてしまうと、圧倒的に回りません。

医師の処方に対して口出しはできませんので、
「切迫でないならウテメリン出さないでほしいなあ」と願うばかりです。

ただ、逆子治療の重要ファクターはこれだけではありません。
治療に適切な時期があります。
養生法もしっかり守っていただきます。
お灸も自宅でちょこっとしていただきます。


先生によって考え方や方針はいろいろあるでしょうから、否定しているわけではありません。ただ今日は、普段言いにくいことをちょっぴり書いてみました。
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by acure0038 | 2010-12-15 20:53 | 妊娠・出産

体外受精・顕微授精の歴史

1978年にイギリス・マンチェスターの北東のオールダム総合病院で世界ではじめての、体外受精によるベイビーのルイーズちゃんという女の子が誕生しました。

その成果が認められ、今年、ロバート・エドワーズ名誉教授(85)ノーベル賞を受賞したのは記憶に新しいところです。

以来、世界各国で体外受精の研究、実施が重ねられ日本では1983年に東北大学医学部付属病院で体外受精によるベビーが誕生しました。

また、1988年に日本産科婦人科学会で冷凍保存体外受精卵の子宮移植を認められました。

さらに、1992年にはベルギーで初めて顕微授精による妊娠、出産に成功しました。
日本では1992年に顕微授精によるベビーが誕生しています。

ほんの30年ぐらいの歴史なんですね。
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by acure0038 | 2010-12-07 20:11 | 妊娠しやすい体作り

年齢別にみた妊娠率・出生率

年齢別に見た自己卵子提供卵子出生率のグラフです。
妊娠・出産に至るためにはいかに卵子の質が重要か、また、年齢を重ねるごとに卵子の質が落ちていくのがわかります。
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これは、2004年アメリカのデータですが、日本産科婦人科学会2008年のデータを見てみると、
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妊娠率と出産率(生産率)に差があるのは、妊娠しても残念ながら流産してしまったということです。
35歳ぐらいを起点に、流産率もぐいぐい伸びてますよね。
ところが、上のグラフを見ると提供卵子による出生率に有意差はありませんので、
やはり卵子の質によって流産率が上がってしまうということがわかります。

ショッキングなデータかも知れませんが事実は事実。
客観的傾向を受け止めつつも、しかし、データはデータ。
平均値ですから、個人個人には当てはまりません。
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by acure0038 | 2010-12-06 16:28 | 妊娠しやすい体作り

妊婦さんのむくみ対策

ずばり、小豆の煮汁

もともと「むくみや腫れ物には小豆の煮汁」というのは有名な話で、
食養の先生はもとより、おばあちゃんの知恵袋的におばあちゃん達も知ってたりします。

余分な水分の排泄のために、トイレの回数が増えます。
ただでさえトイレの回数が多くなっている妊婦さんも、もっと増えます。
そこが難点ですが、ちゃんと排泄されてると思えば、いいのではないでしょうか?


作り方はさまざまあるようですが、
ホントにただ煮ただけの汁で十分だと思います。
小豆1カップ:水5カップ で、水が半分になるまで煮る

検索するとかなり凝った作り方が出てきますが、
続けていくことを考えると、簡単なほうがいいですもんね。
ややこしいと3日坊主になってしまいます。

残った小豆はおいしくいただきましょう!
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by acure0038 | 2010-12-04 16:33 | 妊娠・出産