現在、体外受精全体での妊娠率はざっくり25~30%ほどだと言われています。
その中で、胚盤胞移植による妊娠率は40~50%と、大きな差があります。 数字だけ見れば、「じゃあ、みんな胚盤胞移植にすればいいじゃない?」と思われるかも知れませんが、これにはカラクリがあります。 例えば100人から採卵したとします。例えばの話ですよ。 そのうち胚盤胞移植が行なえた人が60人。その60人のうち、40~50%の人が妊娠するわけですから、24~30人が妊娠に至ることができました。 100人のうち24~30人ですから、全体から見れば妊娠率24~30%。現実的な数字です。 実際は、卵の状態やホルモン値、内膜の状況などによって、妊娠率は全然違うものになりますし、どのタイミングで移植するのがいいかという問題も難しいところです。 先ほどの例でいくと、40%の人が移植キャンセルになっているわけです。 これが仮に採卵後2日目、4分割胚移植を全員に行なったとすれば、移植キャンセルは10%ほどに減ります。90人が移植できたことになります。 しかし、余計なお金はかけたくないし、移植は胚盤胞を確保してからのほうがいいのでは?と思うかも知れませんが、必ずしもそうとは言えません。 培養技術が発達したとはいえ、培養液の中にいるよりお腹の中に戻してあげたほうが生き延びる可能性が高くなるという説もあります。 実際、問題点の少ない方などは初期胚での移植をされている方が多いと思います。 では、胚盤胞移植のメリットとは何なんでしょうか? (つづきは明日♪)
by acure0038
| 2010-02-11 14:30
| 妊娠しやすい体作り
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