昨年から流行が続く風疹予防のワクチンを接種しても、4~8割で十分に抵抗力がついていない恐れがあるとの調査結果を、国内二つの不妊治療クリニックがまとめた。
16日、神戸市で開かれる日本生殖医学会で発表する。妊娠前の女性はワクチン接種で抵抗力をつけることが推奨されており、今後、さらなる検証が必要になりそうだ。
調査は高崎ARTクリニック(群馬県)、岡山二人(ふたり)クリニック(岡山県)が実施。ウイルスへの抵抗力を示す血中物質の量の指標(抗体価)が、日本産科婦人科学会が定める基準値以下の女性受診者を対象にワクチンを接種してもらい、4~8週間後の変化を調べた。
(2013年11月18日 読売新聞)
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